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「ヴェールを被った幽霊」の意匠はどこから来たのか

『FGO』のゴーストは『ドラゴンズクラウン』のゴーストに見てくれが大変よく似ている。パクリではないだろうか」という主旨で2016年1月ごろに騒然となった「ヴェールを被った幽霊」モチーフの由来を探ってみたいと思います。
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図:Twitterアカウント「FGOモンスター真偽再検証 @shingi_kensho」で2016年9月に作成した再検証画像。

 
「ヴェールを被った幽霊」の意匠自体は『ドラゴンズクラウン』以前から古今東西の作品に登場するものです。
50年前開設の米国ディズニーランド『ホーンテッドマンション』の「花嫁幽霊」の例を出せば、『FGO』ゴーストへの「パクリ認定」は無理筋という結論でおおよその決着が付くでしょう。

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ですが、『FGO』『ドラゴンズクラウン』両作品のゴーストのヴェールの造形やゴースト部分の造形がほぼ別物であることを提示しても、「ぱっと見が酷似しているように見える」という視覚の既視感を理由に、疑いを捨てられない方もいらっしゃるのではないかと思います。

なので、もう少し詳しくモチーフ解説を行おうと思います。

 

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FGO巌窟王の「待て、しかして希望せよ」の多用は、本当に桜井光作品からのモチーフ流用と言えるのか

「桜井光アンチスレッド」にて、桜井氏の自著『漆黒のシャルノス』『黄雷のガクトゥーン』から『FGO』へののモチーフ流用の根拠?扱いでテンプレ入りされているこちらの真偽について。

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『FGO巌窟王の「待て、しかして希望せよ」の多用は、本当に桜井光作品からのモチーフ流用と言えるのか』。



有名な古典(アレクサンドル・デュマ作「モンテ・クリスト伯」)が大本とはいえ、「ライアーソフト時代の桜井作品『シャルノス』『ガクトゥーン』内で同じ台詞が通算3回も使われていて、「待て、しかして希望せよ」のフレーズで検索するとすぐ上位に『桜井光作品 @ ウィキ - 「待て、しかして希望せよ」 - wiki(アットウィキ)』が検出されるのだから、『(桜井氏がFGOに自著要素を無断でねじこんできた疑惑は)黒』だろう」という経緯でテンプレ入りしたようです。リンク先の記事も「桜井氏がFGOに自著要素を無断でねじこんできた」という思い込みを前提にした荒らしに遭っていますね…


ですが、TYPE-MOONスタッフは桜井光氏が自作品で「待て、しかして希望せよ」のセリフ引用を行う以前から、FGO「巌窟王 エドモン・ダンテス」の造形にも繋がる『巌窟王』への言及を行っています。

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